「今、わが家にいくらあるの?」
この問いに、ちゃんと答えられますか?
将来の不安をなくすために、支出だけでなく、**“貯金の棚卸し”**も大事なステップ。
私はまず、通帳の整理から始めました。
まずは通帳の整理から
わが家には、これまでの暮らしの中で自然と増えていった通帳がいくつかありました。
- 夫の給与振込専用の銀行口座(そのまま生活費用に)
- 私のパート収入用の口座
- 子ども名義だけど親が管理していた口座
- 東京で暮らしていた時に作った都市銀行の口座
- 広島の地方銀行(ネットバンキング用)…など
とにかくお金があちこちに分散していて、

「これは今も使ってる?」
「何のための口座だったっけ?」
という状態になっていたんです。
まずはすべての通帳・ネットバンクにログインして、
**「現在の残高」「主な用途」「使っている頻度」**をノートに書き出しました。
定期預金・財形年金の把握もセットで


通帳整理とあわせて、定期預金や積立型の資産もチェック。
特に、夫の会社で長年積み立てていた「財形年金」は、
通帳とは別で管理されていたので、一体いくら積立があるのか分からない状態でした。
会社からの明細と年に1回送られてくる通知を確認して、今いくら積み立てられているのかを把握しました。



今考えると 自分のお金がどれだけあるか分かっていないなんて 怖い話ですよねえ。
さらに、ゆうちょ銀行で積み立てていた定期預金もすべて確認しました。
これで、「とりあえず貯金しているつもり」だったお金をはっきりと知ることができました。
ノートに一覧表をつくる
手元にある資産をすべて確認したあと、ノートに表でまとめました。
こんな感じです。
| 銀行名 | 口座種別 | 現在の残高 | 用途のメモ |
|---|---|---|---|
| ○○銀行 | 普通 | ¥800,000 | 毎月の生活費用 |
| △△信金 | 定期 | ¥1,000,000 | 車検・大型支出用 |
| ××ネット銀 | 普通 | ¥300,000 | クレカ引き落とし |
| ゆうちょ | 定期 | ¥2,000,000 | 老後資金(基本は手をつけない) |
| 財形年金 | 積立 | ¥500,000 | 将来の年金補填 |
こうして一覧にすることで、
「どこに」「どれだけ」「何の目的であるか」が、
ひと目でわかるようになりました。
解約した口座もあります
整理の中で、使っていない口座の解約にも踏み切りました。
東京にいたときに開設した都市銀行の口座は、広島に戻ってから使う機会がないので解約。
また、地元の地方銀行はネットバンキングを停止。
ただし年に数回の入金があるため、口座自体は残しています。
ちなみに…
「解約しよう」と夫と話しているのに、
店舗が遠くてまだ手続きできていない口座もあります(笑)
完璧でなくても、とりあえず やってみるることが大切ですね。
「なんとなくの不安」がやわらぐ
この作業を通じて実感したのは、
**“お金を把握する”=“安心を手に入れる”**ということ。
なんとなく「あるはず」と思っていたお金の全体像が見えてくると、
- 老後資金はこのくらいあるから、まずは大丈夫
- 緊急時はこの口座を使えばいい
といった【判断基準】を持つことができました。
「今できること」と「気づきのまとめ」
- 通帳やネットバンクをすべて開いてみる
- 定期預金や財形年金の残高を確認する
- ノートに銀行名・口座種別・残高・用途を一覧でまとめる
- 使っていない口座があれば、整理を検討してみる
「今いくらあるか」説明できることが安心につながります。
これは、これからの家計管理に欠かせない土台だと思います。
支出の見直しだけでなく、資産の全体像を“見える化”することで、
家計の不安がひとつずつ、確実にやわらいでいきました。
次の記事は【STEP5:毎月あといくら使えるか?を“数字”でつかむ】


実際の支出と収入をもとに、**「今月あといくら使える?」**を導く家計簿づくりをご紹介します📖
感覚に頼らない予算管理、いっしょに始めてみましょう。
ひとこと
ちょっと面倒に感じていた通帳整理。
終わってみると、不思議と心がスッキリしていました😊






