STEP1で「支出を記録」する習慣がついてきたら、次は「収入の見える化」へ。
なんとなく「これくらい入ってるだろう」と思っていた夫の給料明細。
ちゃんと見てみたら、想像以上のギャップに驚きました…!
「毎月なんとか暮らせてるから」で済ませていた私

これまで私は、夫の給料明細をきちんと見たことがありませんでした。
- 給料日は「通帳に入ってたらOK」
- 明細はそのまま封筒ごとしまって終了
- 「税金とか引かれてるんでしょ?」くらいの感覚
……なんとなくの安心感で、見なくても困らなかったからです💦
でも、60代が見えてきた今、ふと不安がよぎったんです。
「今はなんとかなってるけど、年金生活になったら…?」

「この“なんとなく”のまま、老後に突入して大丈夫なのかな?」
そんな思いがきっかけで、家計を整える第一歩として
「夫の給料明細をしっかり読んでみよう」と決めたのです。
給料明細を見て 控除額の大きさに愕然!
明細をじっくり見てみると、思っていた以上にいろいろなものが引かれていて驚きました。
額面と手取りの差が大きい!
たとえば、夫の月給が35万円あっても、
- 健康保険・厚生年金・雇用保険
- 住民税・所得税
- 互助会費など(会社による)
- 財形貯蓄(これは、自分で積み立てているもので 貯金と考えています。)
こういった項目が引かれて、実際の手取りは25万円前後。
「こんなに引かれてたの!?」と、正直ショックでした。
我が家の場合 給料から引かれていた項目はこんな感じでした。
| 項目 | 気づいたこと |
|---|---|
| 健康保険・厚生年金 | 毎月かなりの額。でも、これは 将来の年金の元になると信じたい(笑) |
| 雇用保険 | 少額でもしっかり引かれていた。 |
| 所得税・住民税 | 年収や扶養によって大きく変動する。 |
| 財形貯蓄 | すっかり忘れていた“見えない積立”が残っていた! |
| ガソリン代 | ガソリン代は、夫の会社が契約している会社で安く買えていて、お給料から引き落としでした |
| 夫の昼食代 | 夫のお昼代・社食代です。 |
| 財形年金 | 若い時にとりあえず 貯金をしておこうと始めたものです。 |
| 保険 | 個人で入っているがん保険と車の保険 |
夫自身も「積立とか、まだ続いてたんだな〜」と苦笑い。
引っ越しから半年ほど経ったころ、暮らしも落ち着いてきたので 私もパートで働き始めました。
そこで、夫の明細だけでなく、自分の給料明細も確認するようになりました。
公的な税金や保険料が意外と大きかった
でも 税金や社会保険料などはとにかく金額が大きくて驚きました。
あらためて、「税金ってこんなに払ってるんだなぁ…」と、しみじみ感じたのを覚えています。
特に子どもたちが学校を卒業して扶養から外れたことで、
夫の所得税や住民税が大幅に増えていたことにも気づきました。
「子育てが終わったら少しはラクになるかと思ったけど、
税金面では逆に重たくなったんだなぁ…」と、複雑な気持ちになったのを覚えています。
実はこの頃、夫の給料が少し上がったんです。
「頑張ってくれてるな」と私も嬉しくて。
でも、明細を見てみたら――
その分、税金や社会保険料の控除も増えていたんですね。
結果、手取りはあまり変わらず…
せっかくの昇給なのに、ちょっと報われないようで、



夫は頑張っているのに、
「なんかかわいそうだな…」って、ふと思ってしまいました。
もちろん、納めた分は将来の保障につながっているのだと思いますが。
本当に 見事に 昇給分が税金と保険料にもっていかれていましたから(涙)
ボーナス明細も確認
ボーナスも額面通りではなく、税金・保険料がごっそり引かれていました。
ボーナスからも 厚生年金保険料が引かれていることに 初めて気づいて 本当にびっくりしました。
恥ずかしい話ですが どれだけ 明細をみたことがなかったのかってことです。
入ってくる金額は“手取りベース”で考えることが大切だと実感しました。
家計を「手取り基準」で考える習慣づけ
これまでは「額面収入」で考えていた家計を、「手取り収入」で組み立てるように意識を切り替えました。
これにより、現実的な生活設計ができるようになりました。
夫婦で“明細チェック時間”をやってみたら…
そんなある日
休日に 夫と一緒に明細を広げてみました☕



「この保険、必要かな?」



「積立、今いくらくらいある?」
この頃から 夫婦で 具体的に お金の話ができるようになってきたように思います。
家計に 関心のなかった夫も 少しづつ 話にのってくれるようになりました。
私が 本気で 家計について取り組んでいることが夫に伝わったのでしょうね。
夫婦で 家計のことを管理することが老後の不安の軽減にもつながっていくと感じました。
1人でいろいろ考えるのは つらいし、2人で考えた方がいいアイデアも出ますから。
「今できること」と気づきのまとめ
- 給料明細を丁寧に確認する・・・控除の多さにびっくり!
- 額面と手取りをしっかり把握・・・現実的な生活設計の土台に
- ボーナスの手取りも記録・・・“使える金額”の感覚が整ってきた
- 家計の計算を手取りベースに変更・・・予算の立て方が現実的になった
夫の給料明細をじっくり見て、
「どこに、いくら引かれているのか」「それがこれからの家計にどう影響していくのか」
はじめて、それを“自分のこと”としてしっかり理解できた気がしました。
年金、健康保険、税金……
今までは「なんとなく引かれているお金」だと思っていたけれど、
その中身を知ることで、家計の全体像が見えてきました。
「自分が使うお金」と「すでに使われているお金」。
その両方を把握してこそ、これからの暮らしをどう整えていくかが見えてきます。
明細を見ることは、地味だけれどとても大事な第一歩。
私にとってそれは、“家計を整えるための入口”になったのだと思います。
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\ 給料明細チェックリスト /
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家計の“土台”をつくる、大切なステップです。いっしょに取り組んでみましょう😊






