「60代からの家計と暮らしを、無理なく心地よく。自分らしい毎日を大切にしています。」

「もう、いいかな」と思った日

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はじめに

仕事を辞めることって、そう簡単に決められるものではありませんよね。

私もそうでした。

長く続けてきたパートの仕事には、それなりに思い入れもあって、

自分なりにやりがいも感じていたからです。

でもある日、ふと気持ちが軽くなるような瞬間があって、

「もう、いいかな」と思ったんです。

今日は、そんな心の変化と、辞めることを決めるまでの流れを

少し振り返ってみたいと思います。

「辞めたいな」と思う気持ちは、誰にでもある

働いていると、ふとした時に

「このままでいいのかな」「もう辞めてもいいかも」と感じることってありますよね。

  • 体力的にきつくなってきた
  • 人間関係に疲れてしまった
  • 頑張っても報われない気がする
  • 給与や待遇に納得がいかない
  • 家族との時間をもっと大切にしたい
  • 将来のことがふと不安になる

こうした思いは、誰でも抱くものだと思います。

私も例外ではなく、少しずついろんな気持ちが重なっていきました。

私が「辞めようかな」と思った理由

◆ 仕事のできない人のフォローに疲れてしまった日々

私の職場は3人で1つの仕事をまわすスタイルでした。

誰かがミスをすると、その分すぐ他の人にしわ寄せがきます。

新人さん(私と同世代の方)は、年齢のせいか なかなか仕事が覚えられず、しかもコミュニケーションをとるのがとても難しい方でした。

学歴は立派で 有名な大学を卒業された方のようでしたが 日々の現場では 正直なところ 困ることばかりでした。

もう1人の中堅のベテランさんも、経験はあるけれど ミスも多かったのです。

以前に比べれば 少しづつ仕事ができるようになっては来ていましたが、経験年数からいえば もっとできてもいいなあと思うくらいで。

そして、なぜか私が2人のフォローをする羽目に。

ある日、そのベテランさんが

「みもざさんがいるから大丈夫。任せておけばいい」と言っていると他の同僚から聞いてしまったのです。

ありがたい反面、どこか気持ちが重くなったのを覚えています。

◆ 上司は「なんとかなっていればOK」という雰囲気

現場で何が起きても、

上の人たちは「まあ、大丈夫」と軽く流すことが多く、

細かいことはパート任せになっていました。

気がつけば、「現場のバランスをとる役目」が

いつの間にか自分の肩に乗っているような、そんな感覚でした。

◆ ずっと人手不足のまま

人が足りない状態が続いていて、

誰かが休めばすぐに現場が回らなくなる。

そんなプレッシャーが、じわじわと心にのしかかっていました。

そのうちに

「この状態を、あと何年も続けるのはちょっと無理かもしれない」と思うようになりました。

夫のひと言が、心に残った

そんなある日、夫がふと、こんなことを言ってくれたんです。

最近のママ、ちょっと様子がおかしいよ。
もう、そろそろ辞めてもいいんじゃない?

思ってもみなかった言葉でしたが、

その一言が、すっと心に入りました。

自分では無理しているつもりはなかったけれど、

知らず知らずのうちに、疲れが表に出ていたのかもしれません。

この言葉もまた、

「辞めても大丈夫かな」と思えるようになった

大きなきっかけのひとつでした。

もうひとつの理由:お金のこと

ただ、仕事を辞めるとなると気になるのはお金のことです。

仕事を辞めると、毎月のパート収入10万円がなくなります。

65歳まで、あと2年半。夫も同い年です。

「それまでの生活費、なんとかなるだろうか?」と

家計簿を見ながら、何度も計算しました。

贅沢はできないけれど、

ムリのない暮らしを心がければ、

どうにかやっていけそうだと感じるようになりました。

家族の仕事を手伝いたい気持ちもあった

ちょうどその頃、身内の仕事が忙しくなっていて

「手伝ってもらえたら助かる」と相談されることが増えてきました。

でも、パートで手一杯な日々だったので、なかなか動けず…。

今のタイミングで辞めれば、家族の力になれるかもしれない。

そんな思いも、後押しになりました。

「辞めよう」と決めた日

あれこれ悩んだ末に「辞めよう」と決めた日は、

不思議と、気持ちが落ち着いていました。

もちろん、これからの生活に不安がないわけではありません。

でも、「もう無理しなくてもいい」と思えたことが、

なによりの安心になったように思います。

おわりに

仕事を辞めることは、決して逃げではなく、

自分の暮らしや心に目を向ける、自然な流れなのかもしれません。

今は、「ここまでよく頑張ってきたな」と思える気持ちと、

これからの時間を、少しゆったりと大事にしていきたいという思っています。

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