家計簿アプリ、ノート、手帳…
いろいろ試してみたけれど、なんだかどれもしっくりこなくて。
細かすぎると続かないし、
ざっくりしすぎても「これでいいのかな…」と不安になる。
そんな私が、ようやくたどり着いたのが──
自分の暮らしに合わせて整えられる、Excel家計簿でした。
今回は、実際に使っているテンプレートの構成と、
「今月あといくら使えるか」が見えてくる安心感について、
静かにお話してみようと思います🌿
家計簿の構成は、この7つのブロック
全体は こんな感じです。

Excelで作ったわが家の家計簿は、次の7つのパートでできています。
A4サイズで印刷できるようにも整えていて、紙で見たい方にもおすすめです。

① 収入ブロック
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 夫の収入 | 給与 |
| 妻の収入 | パート代 |
| 年金収入 | 該当月があれば記入 |
| 高年齢雇用継続給付金 | これは、定年後に給付されたら記入 |
| その他収入 | ポイント還元、副収入など |
夫の給料、私のパート代など、
“今月入ってくるお金”をまずはしっかり記録。
これから年金が入るようになれば、その金額もここに追加します。
② 貯蓄ブロック
ここでは「使う予定のない貯蓄」を記録しています。
- 老後資金
- 緊急予備費
- 将来のライフイベントへの備え(医療費や介護など)
生活にすぐ使う予定がないけれど、
いざという時に備えておきたいお金は、こちらにまとめています。
「見えない安心」として管理することで、日々の支出がぶれにくくなりました。
③ 公的支出ブロック
| 項目 | 内容例 |
|---|---|
| 厚生年金保険料 | 給料明細から記入 |
| 健康保険料 | 給料明細から記入 |
| 雇用保険料 | 給料明細から記入 |
| その他の天引き額 | 介護保険料などあれば記入 |
給料から天引きされる
- 厚生年金保険料
- 健康保険料
- 雇用保険料 など
「手取り」と思っていたけれど、
実はこれだけ引かれていたんだ…と知って驚いたことをよく覚えています。
④支出ブロック
ここは、おおまかに予算を立てて デイリー支出で入力したら、自動で合計が計算されて 残りが見えるようにしています。
使った分だけ残高が減っていく仕組みなので、「あといくら使えるのか」がすぐに分かります。
| 項目名 | 予算 | 支出金額 | 残額 |
|---|---|---|---|
| 食費 | ¥75000 | ¥0 | ¥0 |
| 酒代 | ¥15000 | ¥0 | ¥0 |
| 外食 | ¥5000 | ¥0 | ¥0 |
| 日用消耗品費 | ¥10000 | ¥0 | ¥0 |
| 日用品費 | ¥10000 | ¥0 | ¥0 |
| 子ども・孫費 | ¥10000 | ¥0 | ¥0 |
| 衣服費 | ¥10000 | ¥0 | ¥0 |
| 教養娯楽費 | ¥5000 | ¥0 | ¥0 |
| 医療費 | ¥10000 | ¥0 | ¥0 |
| 交際費 | ¥5000 | ¥0 | ¥0 |
| 車両費 | ¥5000 | ¥0 | ¥0 |
| 特別費 | ¥15000 | ¥0 | ¥0 |
| 支出合計 | ¥0 |
⑤保険ブロック
| 項目 | 支払い頻度 | 月額または年額 | メモ例 |
|---|---|---|---|
| 医療保険 | 年払い | 月割で管理 | |
| 火災保険 | 年払い | 月割で管理 | |
| 自動車保険 | 年払い | 月割で管理 | |
| その他の保険 | 随時 | 金額記入 | 必要に応じて追加 |
医療保険・火災保険・自動車保険などをまとめています。
年払いの保険料は、月割りにして記録しています。
⑥固定支出ブロック
| 項目 | 月額(目安) | メモ例 |
|---|---|---|
| 家賃(またはローン) | 〇〇円 | |
| 光熱費 | 〇〇円 | 電気・ガス・水道の平均 |
| 通信費 | 〇〇円 | スマホ・Wi-Fi |
| iPhone買い替え積立 | 〇〇円 | 買い替えに備えて積立 |
| YouTube Premium | 2280円 | サブスク費用も固定費に |
| 孫&帰省用積立 | 〇〇円 | お盆・お正月・プレゼントなど臨時費を平準化 |
家賃、光熱費、通信費など、毎月ある支出をまとめています。
ここでは 例をあげているだけですが、我が家は 決まって出ていくものは ほとんど固定費で取り分けています。
なので、ここの部分がかなりの割合を占めています。
最近では…
- iPhoneの値上がりに備えて「買い替え積立」を固定費に
- YouTubeプレミアムの月額利用料
- 孫に使うお金や、年末年始の準備費 など
今後使うことが確定している“用途が明確な積立”も、固定支出として扱っています。
たとえば:
- 車検や家電買い替えに備えて
- 年末年始や帰省に使う予定の金額
- お祝いごとやプレゼント費用など
これらの支出は ボーナス用のシートを作って 別に管理しています。

暮らしに合わせてすぐに修正できるのが、Excel家計簿のいちばんの魅力です。
⑦ 今月使えるお金(算出欄)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 今月の収入合計 | 〇〇円 |
| − 固定支出合計 | △△円 |
| − 公的支出合計 | △△円 |
| 🔸自由に使えるお金合計 | ●●円(残高) |
👉 この【今月使えるお金】をベースに、日々の支出や変動費の予算を立てています。
今月の収入合計➖固定支出合計➖公的支出合計🟰自由に使えるお金
⑧デイリー支出ブロック
| 日付 | 内容 | 金額 | 残高 |
|---|---|---|---|
| 9月1日 | スーパー(食費) | 1,200円 | 〇〇円(自動計算) |
| 9月2日 | 薬局(日用品) | 800円 | 〇〇円 |
| 9月3日 | 映画(娯楽) | 1,800円 | 〇〇円 |
| … | … | … | … |
👉 使った分だけ残高が減っていく形式
👉 「あといくら使えるか」が感覚ではなく“見える化”されます
我が家は、まとめ買い派なので 入力はそこまで たくさんはありません。
最近は ネット通販やキャッシュレス決済が主なので ネットで支出を確認できるので 入力も楽になりました。



本当は この部分だけ 簡単に管理できるアプリがあればいいなあと思っています。
🌸 ミモザ流Excel家計簿のここが好き
- お金の流れがひと目で見える
- 保険や通信費も、暮らしに合わせてすぐに見直せる
- “先取り貯蓄”や“積立”を固定費に入れることで、安心感が増す
- 「あといくら使える?」が毎日わかって、心が落ち着く
- 難しい計算式は不要。SUM関数だけで十分
💬さいごに
私は、数字が得意なわけでも、
家計管理に自信があるわけでもありません。
でもこのExcel家計簿は、
“自分の暮らしにちょうどいい形”を作れたことで、安心して続けられています。
完璧じゃなくても大丈夫。
大切なのは、「合ってるか」よりも「合っていると感じられるか」。
わたしの家計簿が、同じように感じているあなたのヒントになりますように🌷







