毎年 3月の私の誕生日にあわせて 夫と近くを旅することにしています。
今年は 夫婦で「大崎上島(おおさきかみしま)」へ行ってきました。
フェリーに揺られながら渡る、のんびりとした島時間。
穏やかな瀬戸内の海と、美味しいご飯、そして温泉宿の癒しを満喫した、大人夫婦の小さな旅の記録です。
安芸津港からフェリーに乗って、大崎上島へ

今回の旅は、東広島市の安芸津港からスタート。
白壁のレトロな港の待合所で切符を買って、フェリーで大崎上島へ渡ります。
通勤通学時間帯を除くと 1時間に1本くらいしかないので 時刻表をチェックしていかれることをおすすめします。


のんびり船に揺られながら 瀬戸内の景色を楽しみます。
ゆっくり流れる景色を眺めているだけで、癒されますね。
船が港を離れてしばらくすると、進行方向の右手に小さな島がぽつぽつと現れます。
これが 瀬戸内の旅の醍醐味です。
ランチの予定が崩れて…まさかの“ランチ難民”に

お昼は「徳森食堂」の特盛中華そばを食べようと決めていたのですが、まさかの木曜日定休!
この日は 祝日で木曜日だったのです。
「じゃあ、近くのラーメン屋さんにしよう」と思ったら、そこも満席で 1時間くらいかかると言われてしまいました。
そこからが、ちょっとした苦戦しました。
いくつかのお店をまわってみたのですが、お店自体がやっていなくて、役所の出しているパンフレットをみていったのですけど、ご飯にありつけず。
まさかの“ランチ難民”状態になってしまいました(笑)
スーパーはあったのですが、どこにもあるであろうコンビニもどこにもなくて リサーチ不足でした。
後から 調べたら 2025年の7月にローソンが開店したようです。
結局たどり着いたのは…ホテルの潮待ちレストラン
あちこち回ってお腹もペコペコ。
そこで少し早めに「きのえ温泉 ホテル清風館」へチェックインしました。


ホテル清風館は、大崎上島の高台に建つ温泉宿で、瀬戸内海を一望できる絶景ロケーションが魅力。
「プロが選ぶ 日本のホテル・旅館100選」にも選ばれた実績があり、落ち着いた大人の旅にぴったりなお宿です。
客室は畳の和室や和洋室などがあり、どの部屋からも海が見える設計。
窓の外に広がる瀬戸内の島々と、穏やかな海の景色がまるで絵画のようで、チェックインした瞬間から癒されます。
ホテルの詳細は公式サイトからご覧いただけます👇
館内にある「風待ちレストラン」で、やっとの思いでいただいたのが、ローストビーフ丼!

柔らかなお肉がご飯の上にたっぷりのっていて、特製のタレがまた絶品。
まさに「苦労したぶん美味しさ倍増!」の一皿でした。
チェックイン後、「しあわせの鐘」へ
食後に少しお散歩でも…と、「しあわせの鐘」へ向かいました。



ただ、この日は風がとっても強くて寒かったんです。
鐘を鳴らして景色を眺めたら、寒さに耐えきれずすぐ退散(笑)
それでも、澄んだ鐘の音と海の眺めは心に残る時間になりました。
ホテルのお部屋はこんな感じ




お安い部屋だったので 景観はすこし悪いけど 十分です!
夕食は贅沢な会席料理をゆっくりと
夕食は和洋折衷の会席料理。
























新鮮なお刺身、ローストビーフ、アワビの陶板焼き、天ぷら、釜飯まで、どれも見た目が美しくて味も大満足。
釜飯は 全部食べきれない場合は おむすびにしてくださいます。
夜 小腹がすいたときに 夫が食べちゃいました。
私が食べようと思っていたのになあ(笑)
桜のゼリーをあしらった春らしいデザートも素敵で、旅の夜をゆったり締めくくってくれました。
朝食バイキングも体にやさしい品々




翌朝の朝食は、和惣菜中心のバイキング。
優しい味付けで ゆっくりと旅の朝を楽しめました😊
清風館の温泉は すこし塩からい
清風館の温泉には 2回入りました。
1日目は もう暗くて 外は見えなかったのですが、2日目の朝は 絶景でした。
太陽が島影から上がっていく様子を 温泉に浸かりながら ゆっくりと見ることができました。
温泉のお湯は ナトリウム、カルシウムを多く含んだ塩化物冷鉱泉で ちょっと塩からかったです。
神経痛や関節痛に効能があるそうで、いつまでも体がぽかぽかして いいお湯でした。
おわりに|のんびり旅がいちばん心地いい
予定通りにいかない場面もありましたが、それも旅の味わいのひとつ。
静かな海、やさしい味のごはん、そして夫婦で過ごす穏やかな時間。
60代だからこそ楽しめる「ゆっくり旅」を、これからも続けていきたいです。



